Comment 09 バタバタしない、そういう心構え

バタバタしない、そういう心構え

ワンセグ見ながら、ウェブ検索、
パソコン通じて、新幹線の予約、
裏番組を録画しながら、違う番組を見る。

たいへん便利な世の中になったような気がする。しかし、それらをやったあと、妙な疲労感にさいなまれる。

なぜだろう?

次々と矢継ぎ早に、それらを「使いこなす」術を強要されるかのようにそれらをやってしまっているようだ。逆に機能に操られている自分がいるような気がする...どうもバタバタとしている。

過剰な機能を追加しすぎた家電製品、性能ばかりを重視しすぎた国産車など、美しさを忘れ、すさまじいデザインになっているものをみかける(例:いろんなフォーマットを実現できるとしたアイコンだらけのフロントパネルをもつ音響機器、プラスチックなのにやたら変な光沢感をだし、残念な高級感を醸し出す車のインパネ)。どれもこれも「バタバタ」したデザインといえる。

インテリアコーディネートの柱もテレビが中心で、それに合わせてソファーの位置を決めたりする。大作の絵や薪ストーヴなど、本来中心となるべきものは別にあるような気がする。いつしか時代に流されているような気がする。

むかし、会社から外出をし、連絡を取れなくなった昔を懐かしむ昨今だ。とてもリラックスできた昼下がりだった。携帯をオフって、ちょっと外出でもしてみようか!?