Comment 11 2010 エコ・ハウスコンテストいわて 受賞式

2010 エコ・ハウスコンテストいわて 受賞式

「エコ・ハウスコンテストいわて」2010大賞・金賞受賞式
審査委員 クラブエイトスタジオ盛岡 社長 越智裕 審査講評

わたしは市内でインテリアショップを営む者です。
その視点でいつも住宅を拝見しております。

「エコも美しさ」ということを常々、申し上げております。いくら性能が良くても、うつくしくなければそれらは捨てられます。日本の家電や車がそうでしょう。

落ち着きを生むには、きちんと空間を埋める必要があります。皆様の家は必ず、ダイニングテーブルやソファーを置くレイアウトになっていると思います。いくら小さなお子様がいようとそうすべきだと思います。埋まっていない空間があると、人間の心にアンバランス感が生まれます。そこにあるべきものがないのですから、そのお子様はきっとよその家のソファーで暴れることでしょう。

インテリアにかけるお金は総工費の10%とお考えください。昔は家具が高かったので、20%でした。これには箪笥なども含みます。10%かければ、長持ちする家具が買え、100年以上の耐用年数を誇ることでしょう。それらは世代世代で引き継ぐことができます。極論すれば、それが置かれている家よりも確実に長持ちする家具が買えます。

どうぞ家具は贅沢品という考えは払しょくし、セコセコするのがエコではなく、いいものを初期に買って長く使うことをお考えください。