欧米のインテリア・建築誌の写真と日本のそれとを見比べると、違いに愕然とします。いわゆる「住みこなし」の違いです。
欧米では、建築や家具ににせものの素材(建材など)を使わないのは当然ですが、たとえばアフリカ土産のオブジェやアート、絨毯など「なくてもいいけどあったらすてきなもの」が満ち溢れており、それぞれに個性を感じます。
対して、日本のリビングにはホームセンターで買ったままの「プラ鉢」の植物がただ置かれている、というつまらない風景がそこにあります。
しかし、和室は別です。 みなさん一生懸命、経年変化の楽しめるようなほんものを置いています。いわゆる「住みこなし」のDNAがそこにはあるようです。
いまの日本の家は板間中心で欧米化しています。 そこに欧米の暮らし方を取りいれ、和のテイストを組み込むというのがわたしたちのコーディネートの柱です。